
レビー小体型認知症にかかってしまった場合は、すぐに治療薬を主治医から出してもらい、経過を見ていくことが常識とされていますが本当に病気に効くのでしょうか。
・もしかしたら本人の認知症を悪化させるかもしれない。
・飲ませる時と飲ませない時の違いを知る方法がない。
なので、先生の言う通りに治療薬を飲ませれば大丈夫。
と医者任せにしてしまいますが、レビー小体型認知症にかかっている本人には、薬の作用が強く現れる場合があります。
今回はレビー小体型認知症の治療薬は危険なのか、そして本当に効く薬は何なのかということをお伝えしたいと思います。
日本でレビー小体型認知症の治療薬で認められているもの
日本国内でレビー小体型認知症の治療薬として認められていて、多く使われているのはアリセプト(コリンエステラーゼ阻害薬)という治療薬です。
そしてもう一つ多く使われているのが、メマリーという、アリセプトとは薬の作用を違うアプローチで本人に働きかける治療薬があります。
メマリーではアリセプトとの併用は可能となっています。
関連記事:アリセプトとメマリーの副作用が相乗効果で悪くなった場合の対処方法
上記のアリセプトやメモリーを使った場合には、副作用というものが現れる可能性があります。
特にレビー小体型認知症の方は、薬剤過敏症であるため薬が効き過ぎて、意欲低下もしくは激昂する、パーキンソン病のような身体症状が悪化するというリスクがあります。
そして、小人が見えたり虫が見えたりする幻視は改善されない場合があります。
その際には、癇癪止めとして使われている「抑肝散」という漢方の処方が行われる場合が多いです。
とにかく、レビー小体型認知症に対する治療薬は、数が少なく、体も薬物過敏になってるので少ない量から本人の経過を見て量を調整していく必要があります。
そのためには医師との連携が必ず必要になります。
家族だけでは思ってることを伝えられないなどの時には、ケアマネージャーもしくは、市町村職員や地域包括支援センター職員を頼って一緒に話に入ってもらうようにしましょう。
レビー小体型認知症の症状がひどくなり手に負えない場合の治療薬
レビー小体型認知症の幻覚がひどくなって、恐怖心から介護者に暴力を働いてしまう。
もしくは、2階以上の高さにあるマンションなどから飛び降りる可能性がある。
そのような場合は、本人及び家族に命の危険性があるために、精神科の受診をおすすめします。
その際には認知症治療薬でなく、抗精神薬と言った効き目が強い薬が処方されることが予測されます。
薬を飲んでどのような症状が起きるか分からなくて不安が強い場合には、精神科医と相談のもと、本人の同意がなくても入院ができる「医療保護入院」という選択肢を選ばれることも必要です。
今の精神科は一度入れれば入れっぱなしというわけではありません。
定期的に在宅復帰が出来ないか検討会議が行われています。現代の社会的入院が問題になっていますので在宅復帰を目指して自立支援をしている病院がほとんどです。
レビー小体型認知症改善が見込める市販のサプリ
認知症全般に効くサプリは、プラズマローゲンもしくは山芋の主成分をもとに作られたジオフェルン zなどが挙げられます。
医学的根拠の元開発されているものなので、選択肢の中に入れるという事も有用かと思います。
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