
レビー小体型認知症に今現在はかかっていないものの, 将来的にレビー小体型認知症になるというサインがありますのでお 伝えします。
レビー小体型認知症の発症以前に見られる症状
・便秘
・嗅覚脱失
・うつ症状
・レム睡眠障害
・起立性のめまい
・失神 |
上記は症状が軽いものから重たいものへ列挙しています。
そして、 レビー小体型認知症の発症前のサインが見られる順番でもあります 。
例えば、便秘についてはレビー小体型認知症に限らずに、 多く見られる症状ですが、それから次の嗅覚脱失( においが感じられなくなったり、においの感じ方が鈍くなること) については、普通とは違う「尋常ではない」と、 自身で感じるものなので比較的わかりやすいサインであるといえま す。
また、 自身では気づかないうちに、 うつ症状となっている場合がありますので、 自身のみの判断だけでなく、周囲から「最近、元気がないね」 など心配の声があがった際には自身を振り返り、 必要があれば心療内科への受診を行われる事をおススメします。
また、レビー小体型認知症のサインで、顕著なのが「 レム睡眠障害」です。
米国神経学会でレビー小体型認知症の診断が下りた75人の患者の 医療記録のデータを確認すると、 幻覚が見えるといったレビー小体型認知症の特徴的な行動が見られ た事がある患者よりも、レム睡眠行動障害の被験者のほうが、 このレビー小体型認知症を発現する可能性が5倍高かったという発 表があります。
ですので、 レム睡眠障害が見られる方は潜在的にレビー小体型認知症のリスク を多く含んでいる可能性が高いと思われます。
その他、「起立性のめまい」「失神」 が見られるようになると自律神経障害が顕著に現れるようになって きている段階ですので、 レビー小体型認知症について不安がある方は早期診断を受ける事が 必要であるといえます。
今回示した、レビー小体型認知症のサインとみられる症状は, レビー小体型認知症発症前, 早い段階だと10年近く前から見られる場合があります。 重複して上記の症状が見られる場合には, 予防の一環として適正な診断を受けられる事をおススメします。
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