
名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦医師が確立された、レビー小体型認知症治療「コウノメソッド」について説明をしたいと思います。
河野和彦医師がコウノメソッドを確立した経緯
河野和彦さんは医師の国家試験に合格し、2年間尾研修医時代を経て名古屋大学の大学院で老年科学を専攻され、ここから認知症との付き合いが始まりました。
名古屋大学で約10年間博士課程と医員、講師を行いながら認知症専門棟で250人もの認知症高齢者の診療を行われました。現場では回診、当直を担当し、圧倒的な認知症診療経験を積まれました。
勤務していた福祉村病院は、高齢者認知症医療に先進的に取り組みを行われており、レビー小体型認知症の発見者である小阪憲司さんの指導の下認知症高齢者の死後の脳解剖学習会を行われており、認知症という病が世の中に浸透する前から机上と現場で勉強を行われていました。
コウノメソッドの一般公開
2007年の勤務医時代に、認知症薬物療法マニュアルである「コウノメソッド」をインターネット上に公開を行うようになりました。
「コウノメソッド」では、全国の医師向けに認知症の処方を教える事を目的に作成されたもので、インターネットで公開するに至った経緯は、ある介護者から「全国にコウノメソッドを実践してくれるお医者様がいればいいのに」という相談がきっかけだったそうです。
2011年には、北海道から沖縄まで日本全国で約70名の「コウノメソッド実践医」が誕生し、全国どこに住んでいても、比較的近くで「コウノメソッド」が受けられるようになりました。
コウノメソッド実践医検索 → こちらをクリック
2009年に遅咲きの開業で51歳で独立、「名古屋フォレストクリニック」を開業し、レビー小体型認知症に関する治療、書籍執筆やコウノメソッドの普及等、認知症診療の第一線を走っておられます。
また、コウノメソッドは年々、アップデートされています。そして、インターネット上で無料で公開されているので、ぜひ、興味がある方は参考にされて下さい。
コウノメソッド2014 → こちらをクリック
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