レビー小体型認知症で暴言や徘徊がひどくて困っています。

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幻覚が見え始めた初期に脳神経外科の先生に診察してもらった所、レビー小体型認知症という診断を受けました。


幻覚が見えて、おかしな事をいうものの、他人に危害を加えたり、迷惑をかけなかったので、家で一緒に生活を送っていたのですが、最近は「小人に殺されるから家に入れない」「小人から逃げてもスナイパーが付け狙って見つけ出される」と言ってきます。


四六時中そういう事を言われると、受け止めることが出来ずに「小人なんかいない、家に入って!」と言ってしまうと、「お前も私を殺そうとするのか!」と言って暴言を言ってきます。
家で面倒を見るのも限界に近づいています。どうすれば良いのでしょうか?

 

かなり、BPSD(認知症の心理・行動症状)が酷くなっている状況で、困惑されている様子です。

 

小人などの幻覚が見える場合でも、小人をやさしく見守ったり、小人と話をしたりするだけなら、他人に迷惑をかけないのですが、被害妄想まで出てくると、介護が困難になります。その場合の対処方法をお話しします。

 

まずは、主治医へ変化を相談しよう

 

急に認知症症状の悪化が見られたという事で、医学的にどういったものが原因であるのか一度見てもらう必要があります。

原因として、薬の副作用であったり、生活環境の変化、食事がとれなくなった場合の栄養面の低下などが考えられます。

 

冷静に、落ち着いていた本人が、落ち着かなくなった原因を調べる必要があります。

 

そこで、原因がある程度、特定された後に、本人へのかかわり方や環境を変えるという事で対応する場合と、薬物を使っての治療が行われる事と思います。

 

処方させる薬はBPSD(認知症の心理・行動症状)を緩和させる効果があるといわれるメマリー(メマンチン)が出される場合があります。

このメマリーについては、医師の中でも賛否両論あるのですが、あくまで少量からの服用で効果を見ていくことが必要です。

劇的に効果が出る場合がありますが、その分、副作用もあり、めまいやふらつきが酷くなる可能性があるので、特にパーキンソン病のようにすり足歩行などの歩行障害が見られている場合には転倒に対する注意が必要です。

 

また、漢方薬の抑肝散の処方が行われる事もあります。

抑肝散といえば、子供の夜泣きや疳の虫が収まらない場合に処方されるのですが、レビー小体型認知症のBPSD(認知症の心理・行動症状)を緩和させ、落ち着かせるという効果があります。

漢方ですので、苦くて飲みにくい点がありますが、副作用はひどくならないので、急にメマリーを服用するよりも安心であるといえます。

 

 

専門的な治療(入院)を考えましょう

 

主治医に相談をして、薬の処方があったものの、まったく効果が見られない。

対応も、主治医に進められるまま、本人を受け入れていたが、もう限界。

そういう場合には、専門的な治療を行う「入院」を視野に入れるべきかと思います。

 

認知症方の徘徊で、列車事故が起こり、家族の方が360万円もの損害賠償を受けたニュースはご存知かと思います。

 

一生懸命、心身、お金すべて、本人の為に捧げてきた結果、疲れ果てて、気を抜いた一瞬に

起こった、非常に悲しい事件でした。

 

そのような前例がありますので、無理に本人を見ようとするのはやめるべきかと思います。

 

レビー小体型認知症のBPSDが酷い場合の具体的な入院

 

このように、本人が認知症の進行により落ち着かず、制止できない暴言や徘徊が見られるようになった場合、入院をどのようにすれば良いのかお話をします。

 

本人が自分や他人に対して危害を加える可能性がある場合には、一般の病院では入院を行うことは出来ないといってよいかと思います。

かと言って、介護保険関係の施設でも対応が難しい場合には「精神科」への入院が可能であると言えます。

 

・・・精神科というと、非常にハードルが高く考えてしまうのですが、あくまで本人の為に、決断を行う必要があるかと思います。

 

一般的に精神病院に入院する形態として

任意入院:ご本人の同意を得たうえでの入院です。ただし、72時間に限り、精神保健指定医の判断により退院を制限することがあります。

 

医療保護入院:本人の同意がなくても、指定医が入院の必要性を認め、保護者が入院に同意したときに行える入院です。

家族がいる場合に、上記の2つの入院が進められます。

 

その他、どうしても本人の拒否が酷く、家族や保護者がいない場合の入院手段として

応急入院;患者さんご本人または保護者・扶養義務者の同意がない場合でも、精神保健指定医が緊急の入院が必要と認めたとき72時間を限度として行われる入院です。

 

措置入院:自傷他害の恐れがある場合かつ、知事の診察命令による2人の精神保健指定医が診察の結果、入院が必要と認められたとき知事の決定によって行われる入院です。

 

緊急措置入院:正規の措置入院の手続きがとれず、しかも急速を要する場合、72時間を限って1人の精神保健指定医の診察の結果により、知事の決定によって行われる入院です。

が挙げられます。

 

基本的には、本人が入院を希望しておらず、家族がいる場合には「医療保護入院」が行われる事となります。

 

入院する手順としては、いきなり精神病院に本人を無理やり連れていく場合、ベッドに空きが無かったり、精神科医に状況を上手く伝えられず、診察をしている時だけ本人の調子が良い場合などは入院を拒否される場合があります。

 

ですので、事前に病院に相談を行い入院を進めていくと良いでしょう。

 

また、家族の言い分だけでは、納得をされない病院もあります。ですので、精神病院に行く前に包括支援センターなどの高齢者専門機関の専門職員に相談を行い、家族だけでなく、関係機関を巻き込み、入院をしない場合に予想される問題を明らかにして、周りを固めていくと、さらに良いかと思います。

 

最後に、精神病院で専門的治療を行った後、症状が収まった場合には在宅復帰する調整が行われます。

 

退院後も、家族には、いつ本人の認知症が進行してしまうかわからない不安があると思います。ですので、退院支援の際も精神病院のソーシャルワーカーや地域包括支援センターの専門職員、ケアマネジャーと共に、きちんと納得できるよう話し合いを行われるようにして下さい。

 

 

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